バランス感覚

日銀総裁:村上ファンド利益出れば国民が納得する使い道考える(NIKKEI NET)
福井氏は拠出金の解約・精算後に利益が発生した場合には「私の利益のために使うつもりはない。国民がどんな角度から見ても納得してもらえる使い道に振り向けたい」との考えを示した。

これ、どうもよく分からない。いつの間にか「儲けてるのはけしからん」という論理にすり替わっている気もするし。要は、きわめて公共性の高い職務にある人としてのバランス感覚を問われているのだと思うのだが。服務規定に反する反しないという問題でもないだろう。

わたしは普段、企業相手の取材が多いので自分で株を持とうなどとは考えない。別に禁止されているわけでもないが、偉そうに記事を書く以上、少なくとも自分の立ち位置をニュートラルにしておく努力はしなきゃいけないと思うからだ。

たとえ「古い」と言われようと、そういうバランス感覚には敏感でいたいなと思う今日このごろ。